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泉美木蘭
2022.12.8 11:02

世間もじわじわ変化しているようで

昨夜は、闇のダディとたけし社長のライブ配信を見たけど、
面白かった。
2人ともラジオ並みに話し方が小気味良くてうまいし、
たぶん、念頭に「わかりやすく伝えたい」という気持ちが
ある人たちだから、飽きずにずっと見ていた。
自分の身のまわりを覆う、抗いがたい世間の壁に苛立ったり、
ふがいなさを感じたりしてきた人はたくさんいるわけで、
そのなかで、どういう考え方で、どう斬り込んでいけば、
動かしていけるのか、具体的な希望を見せていたところも
よかった。
ネットの配信は、広く発信するという部分と、
コミュニティラジオのような、身近な生活に愛着を持つ感覚、
その両方が見えていると、単なる情報の消費には終わらない
視聴ができるのだと思う。

ところで、このごろ、
ワクチンで明らかに体の調子が悪くなったという話が、

リアルに聞こえるようになった人が増えているようだ。
さらに、「3回打ったけどコロナかかった」という人が
あまりに多すぎて、「もう打たないよ」と堂々と言う人に
会うようにもなった。
以前は、打ってないと言ったら、汚物を見るような視線を
浴びてたのになあ。

モーニングショーの「コロナ後遺症」の煽り芸にも、
非難の声が上がっているらしい。
ファイザーやモデルナは、企業イメージCMをがんがんやって
いて、テレビが「ワクチン被害」を大々的に取り上げるのを
防いでいるんじゃないかと思っているけど、
人々の感覚はじわじわ変わっているんだろうと思う。

 
毎年恒例の、11月後半~12月前半の締め切り地獄は、
そろそろ乗り切った感。
先週まで生活リズムがばらばらになって、しんどかった。
あと、うちのシロアリ被害の件で、真下の部屋の点検を
申し込んでいたのに、住人が行方不明になっていた。
最近になって、とうとう大家さんがカギを開けて入ったら、
なんとそこは大人の背丈ほどゴミの詰まった、
壮絶ゴミ屋敷だったという衝撃的な出来事が。

積み上げられていく大量のゴミを眺めて、なんかもう、
うんざりしていたけど、よく考えたら、前のアパートでは、
そのレベルのゴミ屋敷のなかで、死んで腐ってたおじさんが
運び出されるのを見て、におい嗅いでしまって、
走ってバスに乗って草津温泉に逃げたんだった。
そう思うと、普通のことだ。

あとは落ち着いて仕事できそう。
  
「それはアメリカの情報だ!」は、生放送で連呼したろと
思って、うっかり1人でニヤニヤしてました。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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